【雑感】ミクロとマクロを行き来する
確かリディラバの代表、安部さんが仰っていたと思う。
自分の今の仕事に置き換えると、
ミクロ(を見ること)=製造原価の緻密な計算に基づくコスト査定
マクロ(を見ること)=製品の販売規模動向、業界のトレンドの把握
だろう。
この両方を行き来することは、調達業務においても重要。
「単価(ミクロ)×数量(マクロ)=損益改善におけるインパクト」なので、
どちらかだけに注目しても最大の効果は生まれないからである。
TS・レート・ロットをいじくりまわしていかにやっと0.1円低減できても、
それが1年に500個しか流通しないようなものであれば、交渉する意味はない。
でも、月に500万個使われるような部品であれば、そのインパクトは大きい。
きっと、相手からすれば、どんな商品であれ0.1円でも売値を下げることは、
(経済的にはもちろん)精神的にも負担がかかると想像する。
だから、「いかに交渉するか」も大事であるが、いかに交渉「しないか」も大事。
そのためにミクロとマクロを行き来することは、重要な意識だと思う。